「最近、なんか調子悪くてさ」
これ、男同士の会話で聞いたことある人、多いと思う。
でもね、この「調子悪い」の中身が「勃たない」だった場合、
途端に口が重くなる男性って、めちゃくちゃ多いんですよ。
風邪なら言える。
腰痛なら言える。
胃腸の調子が悪いなら言える。
でも「勃たない」だけは言えない。
なんでだと思う?
「男なのに勃たない」という呪い
まず、ここをはっきり言わせてほしい。
EDは病気です。
勃起不全、つまりErectile Dysfunction。
血管の問題だったり、神経の問題だったり、ホルモンの問題だったり、ストレスだったり。
原因はいろいろあるけど、れっきとした「身体の不調」なんですよ。
風邪ひいたら病院行くでしょ?
骨折したら病院行くでしょ?
でもEDは、なぜか「病院に行く」という発想すら持てない男性が多い。
それ、なんでかって言うとね。
「男は勃つのが当たり前」という刷り込みがあるから。
いや、当たり前じゃないんですよ。
40代以上の男性の3人に1人がEDを経験しているというデータもある。
30代でも珍しくない。
でもこの事実、あんまり知られてない。
だから「俺だけがダメなんじゃないか」って思っちゃう。
「男らしさ」が口を塞いでいる
心理学で「男性性の脅威(Masculinity Threat)」って概念があるんだけど、
男性って「自分が男として見られているか」にめちゃくちゃ敏感なんですよね。
勃起って、まさにその象徴じゃないですか。
だから「勃たない」を認めることは、
「男としての自分」を否定することに感じてしまう。
これ、思い込みなんだけどね。
でも社会がずっとそう刷り込んできたから、
本人は思い込みだって気づけない。
「男なら勃って当然」
「勃たないなんて情けない」
「そんなこと相談するなんて恥ずかしい」
この声、外から聞こえてくるんじゃない。
自分の頭の中で鳴ってるんですよ。
それが一番厄介。
パートナーにも言えない地獄
で、これがさらにしんどいのが、
一番近くにいるパートナーにすら言えないってこと。
「言ったら幻滅されるんじゃないか」
「もう男として見てもらえないんじゃないか」
「浮気を疑われるかもしれない」
こういう恐怖が先に立って、黙ってしまう。
でもね、黙ってると何が起きるかって言うと、
パートナーの方は「私のこと、もう好きじゃないのかな」って思い始める。
すれ違いが始まる。
セックスレスが深刻化する。
関係がギクシャクする。
言えないことで、余計に状況が悪くなるんですよ。
じゃあ、どうすればいいのか
ここからは、具体的な話をするね。
1. まず「相談していい」と自分に許可を出す
EDを相談することは、恥ずかしいことじゃない。
身体の不調を専門家に診てもらう、当たり前のこと。
「男らしさ」とか「プライド」とか、
一回横に置いてみてほしい。
それ、本当にあなたを守ってくれてる?
むしろ苦しめてない?
2. 泌尿器科に行く
「病院に行くほどじゃない」って思うかもしれないけど、
EDは泌尿器科で普通に診てもらえる。
最近はオンライン診療もあるから、
対面が恥ずかしいなら、まずそこから始めてもいい。
薬で改善するケースも多いし、
根本的な原因(糖尿病とか高血圧とか)が見つかることもある。
放置する方がリスクなんですよ。
3. パートナーには「伝え方」を工夫する
「勃たない」をそのまま言うのがハードル高いなら、
こういう言い方もあるよ。
「最近、身体の調子が気になってて」
「ちょっと病院で診てもらおうと思ってる」
全部を一気に説明しなくていい。
少しずつ、共有していけばいい。
パートナーは敵じゃないから。
むしろ、一緒に考えてくれる味方になってくれる可能性が高い。
「言えない」を「言える」に変えるのは、自分を大切にすること
EDを抱えて黙ってる男性って、
自分を責めてることが多いんですよね。
「こんな自分は情けない」
「男として失格だ」
でもね、それって自分をいじめてるだけなんですよ。
身体が「ちょっと休んで」「助けてほしい」ってサインを出してるのに、
それを無視して自分を責めても、何も解決しない。
自分の身体の声を聞いて、適切なケアをする。
それって、自分を大切にするってことじゃないかな。
「俺、最近勃たない」
この一言が言えないのは、あなたが弱いからじゃない。
社会がそう言わせないように作ってきたから。
でも、その呪いに縛られ続ける必要はない。
まずは一歩。
病院でも、信頼できる誰かでも、オンラインの相談窓口でもいい。
声に出してみてほしい。
それだけで、少し楽になるから。



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